セブのバジャウ族に会ってチャリティ活動に参加してきた!

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セブのバジャウ族に会ってチャリティ活動に参加してきた!

皆さん、バジャウ族って聞いたことがありますか!?

フィリピンのセブ島にも、少数民族と言われる人たちが現在にも存在し、生活しているんです!そして、先週末にその民族の方々へ会いに、チャリティ活動に参加してきました。

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今回、バジャウ族についてリサーチした内容とチャリティ活動の概要をまとめてみました。

  • バジャウ族とは!?

漂海民と呼ばれるバジャウ族は、陸に住まず、海の上で生まれ、海で育ち、海の上で子供を生み、海で死んでゆく民族として世界的に知られており、海上の遊牧民族として、数百年来からフィリピン、マレーシア、インドネシア間の海域で生活しています。言語は彼ら特有のバジャウ語を話します。

ー引用http://japanese.china.org.cn/life/txt/2011-06/13/content_22772946.htm

セブでのバジャウ族の人口は約1000人程。(セブの人口は約300万人)

彼らには、元来国籍がないため、同じセブ島で生活しているにもかかわらず、セブ人から差別を受けてきた背景があります。

  • セブで暮らすバジャウ族の悲しい背景

このようにバジャウ族は、元々魚を狩って生活していた民族。ですが、セブ島に住むバジャウ族は厳しい環境に強いられています。

それは、都市開発(超大型ショッピングモールの建設)によって海が汚され、彼らそのものの生活が脅かされている、という現実。

元々、船を住居としている無国籍のバジャウ族は、今ではセブシティの南の海岸沿いに位置するマンバリンという地域の海沿いに、高床式の水上住宅を作り密集して生活しています。

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水上生活をしているバジャウ族

数年前は

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こんなにきれいな海でバジャウ族は生活していました。

今では、

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ゴミで埋め尽くされたバジャウ族の船着場

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河口

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ー写真引用元:バジャウ族でクラス日本人松田大夢さんのブログより(あとで記事で取り上げます)

真っ黒に汚れた海

この大規模な都市開発によって、どれだけ海が汚されたか本当に一目瞭然です。

しかもこの都市開発、日本政府が数百億円投じている背景もあるため、僕たち日本人も決して他人事とは思えない悲しい現実です。

  • 今回の活動を企画したCLEと前原博信さんの想い

今回僕が参加したのは、”CLE”というセブのコミュニティが主催しているボランティア活動に加わりました。CLEとは、”Cebu Language Exchange”の略称で、セブで計画されたイベント・情報を自由に発信できるプラットフォームとして、国際交流を促進するコミュニテイのことです。

(CLEについて詳しくは以下の記事より↓↓)

sohmac0806.hatenablog.com

当日、約300人の子ども達に用意された、学校で使う文房具一式、パン・ジュース・トイレットペーパーなどの食べ物・生活必需品が配られます。

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文房具を一式パッケージするところから始まります。

今回のチャリティ活動CLE’s Project SHARE:School Supplies For Badjao Kids

を主催された、前原博信さん。セブに約2年以上住まれていて、フィリピン人と日本人の架け橋として”参加する全ての人が主役になれる場所”をコンセプトにCLEのコミュニティを始められました。

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今回のイベント計画にあたっての経緯をこう語っていただきました。

「2年前にヒロムくん(バジャウ族と現在共に生活している日本人)との出会いがきっかけでバジャウ族の村に行ったんですね。その時にバジャウ族のお母さんがでてきて、毎朝コーヒー作ってくれて、いろいろな話をしました。あれから2年経って、その時にもらった気持ちに恩返ししたいって、そう思ったんですね。その時からずっとバジャウ族を応援したいと思っていました。そして特に次世代を支える子供たちにターゲットを絞り、彼らの教育サポートがしたいとの思いで学校備品配布をしました。 CLEは「誰でもイベントの主催者」になれるという理由を考えて、CLEの主要メンバーの一人のJudiのアイディアで実際に行動に移そうということになりました。 あとは現地フィリピン人の中でもバジャウ族に対する偏見もまだあるので、お互いの文化理解の側面もあったんですね。 *実は今回2回目のイベントで。去年はボゴの小学校で学校備品配布をしました。 そしてProject Shareは、あえて「Share」という言葉を使っています。「してあげる」という上から目線ではなく、彼らと同じ目線で「共有する」という考え方です。 CLEはみんなが主役になれるプラットフォームなので、社会を巻き込んで、僕達の良いと思ったことをこれからも地域行政や企業、個人と関わりながら行っていきます!」

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(↑その時のお母さんとまた感動の再会を果たす)

バジャウ族は差別されているというネガティブな背景がある中、やはりセブの人たちに理解されるのは一筋縄ではいきません。しかし、この前原さんが抱いた、”何か恩返しをしたい!”という原動力が大きな力を発揮し、多くのフィリピン人に伝わっていきました。今回この活動には39人もの人達が参加されています!

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  • バジャウ族と共に暮らす日本人 松田大夢さん

冒頭で触れましたが、なんと日本人がこのバジャウ族と一緒に暮らしている!しかもバジャウ族の女性と結婚しているとのこと!!今回、実際にお会いすることができ、暮らしているお家にもお邪魔させてもらいました。

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新潟出身の方で、現在21歳。約3年前にバジャウ族と出会い、そこでバジャウ族に興味が湧き現在までバジャウ族と共に、水上住宅で生活しています。そして半年ほど前にご結婚されたばかりの新婚さん!奥さんがまたとても綺麗な方です!

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必ず日本人なら目が止まる玄関。笑

これまで沢山の日本人が訪れ、大夢さん自らバジャウ族の村を巡るプチツアーもしてくれるらしいです!!

(↓更に詳しくはこちら大夢さんのブログから)

hiromumatsuda.hatenablog.com

  • バジャウ族の300人の子ども達

昼の2時ごろに、バジャウ族が暮らすマンバリンへ到着。

メンバーみんなで大きな荷物を抱え、村の中に入りました。

正直なところ、足場が不安定なところもあり、荷物も抱えながら、また僕は動画も撮影していたので少し怖かったです。笑

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入り口付近はしっかりした足場になってます!

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中にはこういうところも、、ですが、小さな子ども達もしっかりこういった道もスタスタ歩いています!

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5分ぐらい歩くと広いスペースがあります。

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ここで続々と、子ども達が

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見守るお父さんあ母さん達が

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と集まってきます!(もうすし詰め状態)

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子ども達はもちろんみんなハイテンション!

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歯磨きの仕方を教える、ジェスチャーゲーム

この後に手洗いのゲームも始まります♫

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みんな楽しそう!!

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無邪気に喜びます!

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この女の子は、文房具が配られる列になかなか並べずやっとの思いで受け取れてホッとしています。

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本当に嬉しそう!

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みんな仲良く並びます!

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この子が見つめる先には何が…!?

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この子イケメンやな〜。

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一人2枚ずつ配られる食パン。みんな美味しそうに食べます。

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なんとピザも!!

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やっともらえたね!!

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お母さんもすごく嬉しそう!

約2時間程滞在させてもらいましたが、村はお祭り騒ぎ。

村の皆さんすごく嬉しそうで、幸せな空間で溢れていました。

チャリティ活動は大成功!!本当に皆さんお疲れ様でした。^ ^

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もっともっとバジャウ族のこと、大夢さんのこと書きたい気持ちが抑えられず、直接お願いして今週末、大夢さんの家にお泊まりさせてもらえることになりました!(本当にありがとうございます!)

バジャウ族について更に深いところまで取材してきます!

またバジャウ族については次の記事で取り上げていきたいと思います^ ^

皆さんもセブにお越しの際は、バジャウ族のいるマンバリンへ!!

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この記事を書いた人

吉本 壮馬
1990年1月6日生まれ 現在29歳
高校卒業後、2011年3月(株)日本マクドナルドに21歳で入社、25歳で店長に昇格。友人を旅中に亡くしたことがきっかけで世界一周を決意し、場所にとらわれず仕事をするスキルを学ぶべく、2017年4月セブ島IT留学へ。在学中に学んだWordpress・ライティング・SEOの知識を生かして個人ブログサイト「そーまっく」を立ち上げる。
同年9月、半年間の留学を終える頃に、DMM留学・世界一周メディアセカパカの記事執筆依頼を受ける。現在は、記事の執筆・編集に加えて、webマーケティングに携わりながら、フリーランスとして活動中。セブ島生活2年目に突入

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