
山登りは、セブでずっとしたかったことの一つ。
(山登りは、僕の続けてきた数少ない趣味の一つで、富士山も3回ほど登ったことありますっ。ドヤ)
セブで出会った友人アラとは、ほぼ初対面でしたが共通の趣味からすぐに打ち解け、一緒に登山することになりました。
この記事の目次
登った山は、”マヌンガル -Manunggal-“
マヌンガル山とはセブ島中部にある山で、1953年にフィリピン大統領の乗った飛行機が墜落した現場として知られています。場所はセブ市から見て島の反対側(西側)にあるバランバン(Balamban)と呼ばれる地域にあります。標高は1,000mです。
ー出典:セブローカル
標高1000mですが、セブでは2番目に高い山。1番目はオスメニアピーク(標高:1015m)
マヌンガル山は、実は地元の人でもあまり知られていない!?という情報もあります。
<マヌンガル山の不思議>
マヌンガル山の墜落事故はフィリピンの教科書にも出てくる歴史的な出来事で、フィリピン人なら一度は耳にする名前です。しかし、山の場所を知る人はほとんどいません。セブ島で生まれ育ったフィリピン人であっても、どこにマヌンガル山があるのか知る人が少ない謎の山なのです。ー出典:セブローカル
まさに秘境!アドベンチャー感満載の登山になりそうです!(教えてくれたアラに感謝)
登山口までの道のり
出発はアヤラのジプニーステーション
朝9時半、アヤラモールにあるジプニーステーションへ。(2階のH&Mがある出口から出るとすぐ目の前にある)
ここは、各路線を走るジプニー(格安ローカルバス)やVハイヤー(バン)の停留所。
今回僕らは、ここからバンに乗って山の近くまで乗っていきます。(EXIT側にバンの停留所がある)
ここからバンに乗ります。
ここでチケット代を書います。一人120ペソ。
このカードをもらえるので、乗車時にドライバーに渡してください。
バンを待つこと15分、意外とすぐにバンが到着。それから発車するのに15分ほど待ちました。(時間帯によって変わる)
各シートの列に4人ずつ乗り、助手席に2人、ドライバー合わせると15人で発車します。(フィリピンでは日常)
かなりギュウギュウですが、クーラーはかかるので、暑さの点では問題ないです。
乗車時に、ドライバーに「マヌンガルに行きたい」旨を伝えておくと、そこで降ろしてくれます。
アヤラモールからバランバン地区方面へ。
時速60キロを維持しながら、約1時間ほど山道を走ります。車は時間帯がよかったのかスイスイと進みます。
ドライバーが道を知っていれば、この看板が目印のカーブのところで停めてくれます。
登山〜頂上
出発から分岐点あり
ここから歩いて行きます。結構なだらかで、順調に歩いて行きます。
すると歩いて10分ぐらいで、すぐに2つの分岐点に遭遇します!
これは全て左です。(道の雰囲気で分かると思います。)
彼の言葉通り、あげときます。
ここからしばらくはまっすぐなので、ここは抑えてきましょう!
地元の人や動物がたくさん
1個5ペソのパンやお菓子が売ってる、セブローカルの売店がポツポツあります。
食べ物を持ってきてない人は、最悪ここで書いましょう!(普通にパン美味しい)
そしてさらに民家をすり抜け歩いて行くと、
ヤギや、(ツノで木を切ろうとしてるのか、今にも襲ってきそう。)
豚さんに遭遇します。(千と千尋に出てきそう。)
きわめつけは、これ。
牛!(目こわっ)
こんな動物たちとも触れ合える、マヌンガル山は超エキサイティングスポットです。
最初の1時間はとにかく坂
意外にも、道は舗装された綺麗な道ばかり。
それもそのはず、上に行っても行っても、生活している現地の人がいる。
途中に、公衆トイレもあります。
それから、ひたすら歩きます。
思った以上にきつくてびっくり。
しかも坂を登り出した時間が、13時前後。直射日光浴びまくりで、じんじんと暑さが身体にしみます。
坂地獄の最中、程なくすると大事な分岐点につきます。
ここは、右です。(キャンプサイトと書かれた看板の方に行きます)
ここから、少しずつ景色が変わります。
看板が少しずつ増えて行くので、頂上に着く予感!?
徐々にテンションも回復。
ジャングル感が出てきた!
ここがキャンプ場なのか?ちょっとした屋根付きの休憩場があります。
ここから少しくだっていきます。
ここまでくれば3分の2は終わりです!
記念碑がある広場へ
程なくして、くだって行くと、広場が。
しっかりした造りです。
すると、ゆっくり眺めていると突然!
1匹の犬が僕らに近寄ってきました。
僕らが逃げると、追いかけてきます。
そんなこんなで、犬から逃げる中、家を見つけました。
ここも売店になっていて、飲み物など買えます。
そして優しそうなお母さんを発見。
お母さんの名前はローズさん。
ここでずっと親の代から暮らしているとのこと。
そしてさっきの犬もどうやら飼っている。犬の名前はキリンと言うらしい。
正直、この広場から道がよくわからなかったので、即決でローズお母さんにガイドをお願いしました。
金額は僕らで決めていいということだったので、60ペソを二人で支払いました。
僕ら2人・ローズお母さん・犬キリンと頂上へ
いざ出発!!
テクテクみんなで歩いていると、あの子も後ろから付いてきました。
こんな感じで、4人(?)で頂上へ向かうことに。
ここが入り口です。
もうここから次元が変わります。今までのは余興でした。
この長い葉っぱは、当たりどころ悪いと肌が切れます。
足元は、ぬかるんでるところが数カ所あり。
ここで靴は汚れます。靴底がツルツルなやつだと下山時、やられます(こけます)
分岐点が一つ、これです。(写真の撮り方が悪くてすみません)目印はなし。
ここは左。(左側に岩が、右側には緩やかな道が先に見える。)
岩場の方へ向かいます。
ご覧の通り、角度70度ぐらいの岩がゴロゴロ。
日本の山だと、鎖やロープで補助されるレベルのところ。
ローズお母さん、歩くの激早(しかも足の装備はサンダル)
なんとこんな岩場でも、しっかり付いてきていました。
スイスイっと行きます。
広場から登り始めて、約40分。
ついに頂上へ到着!
マヌンガル登頂
マヌンガル山の頂上は絶景
雄大な眺めが一望できます!
頂上には岩場がゴロゴロあり、そこでのんびりとできます。
キリンとのツーショット。短い時間でしたが、絆が芽生えました。
マヌンガル山頂の様子をGoProで撮影したので、こちらに貼り付けおきます。(1分ぐらいで、ノー編集で貼ってます)
百聞は一見に如かず。
セブに行かれた際はぜひ行かれてください!
下山〜帰宅まで
下りは更に要注意
登山あるあるですが、下山の体力が無くなった!ということがないように、下山の際は特に気を引き締めていきましょう。。
来た道を戻ることになるので、当然さっきの急な坂になっている岩場を下ることに。。
本当に注意して下りてください。
30分もせずに、広場へ到着。
ローズお母さんとキリンにお別れしました。
このローズお母さんがとても素敵な方で、また会いたくなります。また行きます。
キリンは名残惜しそうに見送りしてくれました。
下山はバイクタクシーで
ローズお母さん・キリンとお別れして、広場から30分ほど歩いて、バイクタクシーを拾って帰ることに。
バイクタクシーの人たちは、頂上付近と登り口付近を行き来してます。運よく捕まれば、すぐに下山できます。
今回は交渉して二人で100ペソで連れてってくれました。
下山時は本当に助かる。
と、いざ乗ろうとすると、何か後ろから気配が・・・。
あれはもしや、
ちょっとした犬キリンとのドラマがありました。
登山口からはバンで帰宅
ここからも要注意ですが、帰る時にVハイヤー(バン)が捕まるとは限りません。
登山口と同じ、カーブの看板の所で待ってバンを捕まえて乗ることができます。
午後5時以降、暗い時間になるとバンは通らないとのことですで、早めの下山計画をしておいてください。
・行き方 → アヤラのジプニーステーションからバンもしくはバイクタクシーに乗って、登山口まで行く。そこから広場まで歩く(もしくはバイクタクシー)、広場からはローズお母さんにガイドをお願いして山頂へ連れて行ってもらう。帰りは、広場まで歩き、広場から運よくバイクタクシーが捕まれば登山口まで乗せてもらう。登山口からはバンもしくはバイクタクシーに乗って帰る。
・最低かかる費用 →往復のバン乗車代 240ペソ(+バイクタクシーを使えばこの金額に加算される)
・所要時間 →計7時間: バン往復3時間(渋滞してるともっと)、登山2時間、下山1時間(バイクタクシー使って)、休憩・のんびりする時間1時間。時間帯はなるべく朝早めに出るといい、平日は観光客はほぼいない、土日は少し混雑するとのこと。
・持って行くもの →水(500ml)×2−3本、お菓子もしくは軽食、手袋、長袖長ズボン、絆創膏、帽子、虫除けスプレー、タオル、トイレットペーパー、更にスティックがあると嬉しい。
・登山レベル →中級:特に頂上付近は、急な岩場を登り下りするので、足腰ストレッチしておくといい。
・人数 →決して1人では行かない。何かとやはり危険です。多過ぎるのも、頂上付近では混雑するので、3ー4人がベストかと。
いかがだったでしょうか?
ぜひセブに行かれた際は、セブの綺麗な絶景を眺めるマヌンガル山へ行ってみてください!
That was also included in my bucket list, Soma Yoshimoto. Thanks for introducing to others…..
Thank you,Jill. I’m so happy to hear that.