
こんにちは、そうまです。
9月に入りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
2017年も残り4ヶ月を切りました。
留学期間も残り1ヶ月を切りました。
時が経つのが本当に早いなぁと感じる今日この頃です。
さて今日は、先日(約2週間ほど前)セブの英語学校で開催されたある講演会のレポート記事を書きたいと思います。
いきなりですが皆さん、桑原淳(くわばらじゅん)さんをご存知でしょうか?(写真真ん中)
桑原さんは、美容師として世界を旅しながら1000人のヘアカットをするという目標を掲げそれを見事達成し、帰国後現在は、美容師のお仕事はもちろん、ブロガー・講演家・美容師コミュニティ設立・居酒屋経営など、多方面で活躍されている方です。
僕自身も、ちょうど桑原さんが世界一周の旅をしている時に、桑原さんのFacebookページをフォローしてて、生の旅の記録・ヘアカットされている写真を見て感動していました。
その桑原さんが、まさかの今、セブへいる!しかも講演会を開かれる!という情報をキャッチして、行ってきました。
講演のタイトルは「夢や好きなことを仕事に」
※以下写真は、桑原淳さん(以下淳さんで書かせていただきます)からの許可をいただいてブログサイトの写真を使わせてもらっています。
この記事の目次
場所は英語学校クロスロードというところで
セブにある英語学校クロスロードは、旅と英語をコラボした学校で、経営陣、生徒の皆さんは、旅自体はもちろん、世界一周をする!実際にした!人たちが多く集っている、とても面白い学校です。
僕自身も旅には興味がありますので、これからまたフィリピンで英語留学するならクロスロードに行きたいです。
そして、そのクロスロードでは定期的にワークショップという形で、生徒主体でやったり、講演家の方を招待して行ったりと、実際に旅していく生徒たちを励ましサポートするカリキュラムが組まれています!
その中の一つとして、今回桑原淳さんが招かれるという最高に嬉しい講演会が開催されたのです。
背景としては、クロスロードのオーナー・マネージャー・スタッフはほぼ全員世界一周を経験していて(すごいw)、実際にスタッフさんのうち旅中に淳さんにお会いした、髪を切ってもらった方もいて、親交があった方が複数おられたことから今回の講演が実現したとのことです。
桑原淳さんのきっかけは退職後、日本縦断の旅そして東日本大震災
淳さんは、美容専門学校卒業後、その後地元山梨県を離れ東京で美容師として勤務、神奈川県への転勤を機に退職されます。楽しく充実した美容師ライフを送るも、日々の仕事のストレス、労働に見合わない給料など不満に思うこともあり、その時は心身ともに疲労困ぱいされていたとのことです。
その後、日本縦断をして出会った人たちと握手をしていく旅をされます。
そこで日本国内で1000人以上の人たちと出会うことで、淳さんの考え方が次第に変化し旅の魅力にハマっていきます。
その直後(日本縦断の旅)に起きた東日本大震災で出会った人に恩返しをしようとボランティアに参加。
現地で惨劇を目の当たりにして人生観がガラッと変わりました。
一度きりの人生、思い切り悔いのないように本気で生きようと思い、世界に出ることを決意。
ー桑原淳さんのブログサイト 記事「旅人美容師JUNって?」より引用
淳さんはその後、旅の資金を貯めて、英語を勉強し、2014年3月世界へ旅立ちました。
誰でもできるけど誰もやらないこと、そんなものほど価値がある
淳さんが、世界を旅する際にある一つの目標を立てました。
「世界を旅しながら1000人のヘアカットをする」ということ。
なぜこのような目標を立てられたか、淳さんはこのように説明しました。
「特別な理由はそんなにありませんでした。1000人という人数も深い意味はなくて、きりよく大きな人数を掲げたかったんです。とにかく世界を旅してたくさんの人のヘアカットをする!ってその時決断していました。」
その当時応援してくれる人もいる反面、止める人や理解してくれなかった人も中にはいたそうです。
「なんでそんなことするのか意味がわからない。」
「普通に美容師として仕事してた方がいいんじゃないか。」
そんな声もあがる中でしたが、淳さんは最初の決断通り世界を1年8ヵ月旅して1301人62ヵ国の人々の髪をカットし、2015年末に帰国されました。
淳さんはさらにこう語られます。
「夢なんて大抵ばかばかしいこと。人に笑われて、否定もされるようなこと。無視スキルを身につけ1万人に1人に好かれる自分になることが大切。」
誰でもできるけどやらないこと、それを実際にやることには価値がある。
淳さんはご自身の生き方から、このことを実証されました。
オンリーワンは経験からしか生まれない
(世界を旅して)会話ができることの楽しさ、そして英語の大切さに気づいた。
そしてもうひとつ気づいたことがある。
かつて宇宙人だと思っていた人たちはみーんな同じ人間だった。
みんな笑うし、泣くし。
喜ぶし、怒る。
意地悪だし、優しかった。
みんな僕らと同じ人間だった。
今これを書きながら振り返ってみて改めて人の優しさに泣けてきた。
ーブログ記事「世界一周旅行をして人生が変わったある美容師の話。1000人と出会うヘアカットの旅」より引用
淳さんは、旅中に一つ決めたことがありました。
それは毎日ブログを書き続けること。
そしてSNSでそれをシェアすることにより、着実にファンを獲得していかれます。
ある時は、ヨーロッパで旅してた時にInstagramで写真をアップすると、カットをしてくれと連絡がきて実際にカットすることができたり、宿がないとつぶやくと、一時的に地元の美容室で働かせてもらいそこで部屋も提供してくれたこともあったそうです。
そうやって、旅中の経験をシェアする、発信し続けることで、桑原淳さんの生き方に注目が集まっていきます。
日本だけじゃない。それはもはや世界中からです。
この世界一周1000人ヘアカットの経験から、日本に帰ってからは美容師のフリーランスとして働きはじめ、すぐにご自身の美容室「Up to you」をオープンされます。それからは、ライターとして記事の執筆のお仕事、コンサル、イベント企画、講演の依頼を受け、そしてご自身の本も出版されます。(題名:『世界を知るために旅に出たら日本を知る旅だった 世界一周1000人ヘアカット』)
まさにご自身の経験から、自己ブランディングへつなげて、桑原淳さんというオンリーワンの生き方が世界中に広まっていきました。
まとめ:楽しいと感じることをとにかく続けたらそれが仕事になっていた
桑原淳さんは、今も美容師としてハサミを握りヘアカットを続けられています。
世界の旅を通じて、世界の人たちとの出会いを通じて、1000人ヘアカットの経験を通じて、今の桑原淳さんの生き方があります。
まさに楽しいことや好きなことをやり続けることで仕事になっています。
桑原淳さんの生き方から、とても大切な教訓を学ばせていただきました。
ぜひ皆さん、桑原淳さんのブログサイトを一度覗かれてください。
☆特に1000人ヘアカットを達成した時の心情が書かれたこちらの記事を読んでいただきたいです。(読んで泣きました。)
世界の絶景をバックに、世界で出会った人たちをヘアカットされている写真とともに、淳さんのその時の生の声が綴られています。
何かの一歩を踏み出す勇気が得られると思います。
最後に同じ上記の記事にある、淳さんの言葉を引用して終わりにします。
世界を旅して髪を切る。
そんな事になんの意味があるのか?
そしてそれをした事で何が得られるのか?
旅をする前はわからなかった。
わかるわけがなかった。
人に普通に仕事してたほうがいいんじゃないかと言われたこともある。
自分自身悩んだこともある。
でも、世界を知りたかった。
違う国に生きる人と話したかった。
だから髪を切ることを決めた。
ただその好奇心だけで僕は日本を出た。
それから1年ちょっとの月日が流れ、今思うこと。
旅に出て本当によかった。
美容師で本当によかった。
カットして本当によかった。