
こんにちは。フリーライターのそうま(@Soh0806)です。
今日は久しぶりに【連載記事ライターハウツー】を更新したいと思います。
だいぶお久しぶりのために、え・・なんのこと!?という方のために過去記事はこちらからご覧ください。
現在フリーライターとして活動していく中、自分で学んだライティングスキルをアウトプットするためにブログでシェアさせてもらうという想いから始まったこの企画。
そして、その企画を始めてすぐ昨年の11月に、セブ留学の母校であるアクトハウスでライティングの特別講師として2日間授業をやらせてもらいました。(詳しくはアクトハウスのインターンブログより)
これからも少しずつ自分で”記事を書く”から”教える仕事”にも挑戦できるように、ブログでも発信させていただきます!
今回は、シンプルでわかりやすい文章にする書き方についてまとめてみました。
この記事の目次
ポイント1. 主語と述語を意識する。
日本語の特徴として主語の性質を理解していないと、述語の意味が不適切になってしまうことがあります。
例えばこんな文章。
「会社の上司の役割は、部下を指導する。」
この場合は”役割”が主語、それに対して”指導する”が述語となります。
主語と述語を抜き出すと、『役割は指導する』となり、ちょっと不自然。
(もし主語が、役割ではなく会社の上司であれば、『会社の上司は指導する』となり意味が伝わりOKです!)
上記の例文を正しい文章にするなら、以下のようになります。
「会社の上司の役割は、部下を指導することだ。」
主語と述語をまた抜き出してみると、『役割は指導することだ。』となり意味がしっかり伝わりますね。
このように主語の意味を考えると、述語のとらえ方が変わります。
最初に提示した主語と述語の意味が食い違ってしまう現象はよく遭遇するので、文章を書くとき(特に長い文章)は一度チェックしてみてください。
その他にも主語と述語に関する他の注意点を、以下にまとめておきます。
- 主語と述語はなるべく近くにしておく(短くシンプルな文が望ましい)
→長くなればなるほど、主語が複数発生し、最後の述語が何のことを言っているのか不明確になりやすい。
- 主語を省略する場合は、読み手が主語を容易に推測できる場合のみ行う
→文章内の中で筆者と読み手だけの場合であれば省略することは容易だが、第3者もしくはそれ以上の人や物を表現する場合混同しやすくなる。
ポイント2. 接続詞を使いすぎない。
「しかし、なぜ、また、」など文章内で使う頻度が多すぎないか確認してみてください。
ここぞという時の接続詞を使うタイミングで、文章を適切に強調することができるので使い時がとても大切です。
ちなみに、「なので」は正式な接続詞ではないらしく、くだけた言い方になるらしいので公式の文章で使用する際は注意が必要です。
なのでに当たる他の言い方だと、「そのため・したがって・ですから」を使うことが望ましいそうですよ。
(”だから”もくだけた言い方になるとか・・!)
ポイント3. 誰もがわかる言葉を使う。
特に、業界用語やカタカナ用語に注意する必要があります。
例えば
ビジネス業界であれば、ペルソナ(獲得したいユーザー像)やPDCA(計画・実行・評価・改善)、オブジェクティブ(目的)など。
カタカナ用語であれば、アジェンダ(目次)、リマインド(再度お知らせする)、コミット(約束)など。
ビジネス記事やコラム記事など、特定の分野にスポットを当てていれば、ある程度使える言葉もあると思うのでそこは選別が必要です。
要は記事を書く際に、どんな読者に読んでもらうかを意識するってことですね。
ポイント4. 見出しの下にはまとめを入れる。
各見出しを意識して、その見出し内で伝えたいことを簡潔にまとめた文章を作ることが必要です。
お仕事で記事を寄稿させてもらっているメディアで、僕が実際に書いた文章を例に取り上げます。
(フィリピン留学のエージェントのメリットについて触れている内容です)
このように、
見出し→まとめ→理由
このような順番で展開していくと、その見出し全体のインパクトが生まれます。
「読者はせっかち」を前提に入れて、最初に結論をうまく伝えることでそれ以降の続きの文章も読んでもらう仕掛けを入れてみましょう!
書き方も大事だけど、書く経験をこなすのがもっと大事
最後にまとめ。
書き方の勉強ももちろん大事ですが、本当に技術をあげるには書く経験をこなすことが絶対的に必要です!
僕もまだまだ成長途中ですが、記事を書く頻度を継続して向上させることで、少しずつ文章の精度とスピードが上がっているように感じています。この記事自体も1時間半ぐらいで書けるようになりました。
・・最後は、なんか経験論になってしまいましたが(笑)。
今回シェアした文章の書き方について、よかったら意識してやってみてください(^^)v